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東京工業大学 科学技術コミュニケーション論 Tokyo Tech Science and Engineering Communication


今年のサイエンスカフェは触覚によるコミュニケーションがテーマです。
普段私たちは言語以外にも視覚・聴覚等の感覚を頼っています。
それは、ボディランゲージであったり、赤ん坊の泣き声による訴えであったり、
様々な場面で視覚・聴覚を通した意思疎通に依存しています。
では、触覚を使ってコミュニケーションってとれるのでしょうか。

ある青年が大岡山で口を開いた。
「触覚コミュニケーションは、無限の可能性そのものである。」

そして、その言葉に飲み込まれ、第10回東工大サイエンスカフェのメンバーが集った。
我々は触覚コミュニケーションの可能性を虎視眈々と模索し続け、
時にはバチバチと火花を散らし、触覚への熱いトークを罵声を上げながら展開したが、
「言葉だけじゃ伝わらない・・・」
誰もがそう思った。

1ヶ月、やがて半年・・・・、彼らは何を触るのか。

そんな気持ちを科学的に解釈し、触覚に乗せてみませんか?
今回のサイエンスカフェでは2名のゲストスピーカーをお招きします。

ゲストスピーカー

日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
東京工業大学物理情報システム専攻
渡邊淳司先生 博士(工学)

東京女子大学現代教養学部人間科学科心理学専攻
田中章浩先生 博士(心理学)

また、当日では触覚を通したコミュニケーションに関するワークをしてもらいます。


サイエンスカフェって・・・?

サイエンスカフェとは、一般にお茶を片手に市民が気軽に研究者と対話する場を意味します。1997年頃にイギリスやフランスで始まった活動“Cafe Scientifique”がその由来であると言われています。日本では、NPO法人日曜大学(当時)が2004年10月に開催したものが初めと言われており、その後は着実にその数を伸ばし、現在では年間約1000件のカフェが開催されています。

東京工業大学では、2005年度から科学技術コミュニケーション論の講義「サイエンスカフェ~組織と運営」の一環として、学生が企画・運営を行うサイエンスカフェを毎年実施してきました(過去の東工大サイエンスカフェ)。

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